『ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円』(アサウラ)

ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (スーパーダッシュ文庫)

ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (スーパーダッシュ文庫)


一冊ごとに脅威の進化を遂げる、期待のシリーズ。
一巻はインパクトで押し切った(いや、いい話なんですけどそれよりもいきなりコレだったので)、二巻は伏線を張って物語を集約してみた(と同時にネタは格段に強化)、そして、三巻。
物語は更なる高みへ。
いや、今回は今までで一番いい話だった。
そっちに力をさいた分、ギャグが若干おとなしめ(面白いんだけど、破天荒というよりは優等生。こんな優等生イヤだけど)だった気はしないでもないですが、湯川専務の今(大事なことだから二回やりました)とか、相変わらずの表紙折り返し・主要じゃない登場人物紹介をやってくれたりしているので問題なし。
相変わらず無駄にうまそうな食い物の描写も健在。むしろそれがキモ(だってチキンラーメンとかどん兵衛がうまそうに見えるのだもの)。
ううん、しかしこの調子で登場人物が増え続けると、折り返しのネタは厳しくなるか……いや、一巻でまず何に吹いたかって、そこだったんですよ。
重箱の隅みたいだけど、最初にそれにしてやられたのが、ある意味このシリーズとの出会いの一つ。
余談。
その昔スーパーでバイトなどしておりまして。
精肉部の品出しだったんですが、精肉部門も総菜系(からあげetc)を出したりしています。
……で、弁当じゃないんですけどね。
20%・30%・50%のシールを五時になったら貼ってたとか貼ってなかったとか。
残念ながら狼は見たことがないのですが(いねぇよ
出て一礼、戻る際に一礼は基本です。